芝寿しインターン:五郎島金時生産者 かわに様

  • 2016.09.13
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受け継いだのは、芝寿しの会社の精神。


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加賀野菜 五郎島金時を生産している かわに様

 

その美味しさは、テレビでも紹介されるほど。

 

芝寿しにもいつも美味しいお芋を届けてくださっている

かわに様の思いを今回お聞かせいただきました。

 

農業生産法人 有限会社かわに 様HPはこちら

 

私たちの宝物で何か人の役に立つものを


 

昭和58年に就農をした社長の河二敏雄さんは、

平成7年に学生時代を過ごした思い出の地で起こった

阪神淡路大震災で大きな岐路に立たされました。

 

それは、あるボランティアに参加した時のことでした。

 

被災者のために、河二さんは五郎島金時を10t、

被災地に支援物資として送ろうとしました。

 

社長の河二さんは、被災者のためにそれを一刻も早く送ろうとされたそうです。

 

しかし、結果的にはその支援物資は

被災地に送られることはありませんでした。

 

実はボランティアを主催しているところから、

 

「生芋は震災が起こったところでは調理ができない」

 

という理由により、支援物資を送ることができなかったのです。

 

この時、「どうにかして被災者の役に立つことをしたい」と思った河二さんは、

 

これをきっかけにより多くの人たちに美味しいさつまいもを食べてもらえるために、

 

五郎島金時の加工販売をかわにでも始めることを決意しました。

 

 

その後、はじめに生芋だけでなく焼き芋の販売を始めたところ、

それが消費者の方にとても人気だったそうです。

 

それからは会社の皆さんで『農家屋』というお菓子屋さんを立ち上げ、

五郎島金時の甘さを生かしたスイ−トポテトや焼き芋のバ−ムク−ヘンなどを販売されています。

 

このようにして、河二さんは

吾郎島からさつまいもの魅力を多くの人に安心・安全で届け続けています。

 

 

五郎島金時ができるヒミツ


 

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五郎島で作られるさつまいもがとっても甘くておいしくなるには、

実はたくさんの秘密があるんです。

 

さつまいもには、粘質系と紛質系の二種類があります。

 

この五郎島金時は、日本有数の粉質系のさつまいもで、

水分が少なく、ホクホクとしている食感を楽しめます。

 

そして、このホックホクのさつまいもができる訳は、

その土壌やお水に秘密がありました。

 

さつまいもを育てる土壌には、

砂丘地ならではのとても水はけの良いサラサラした土を使用しています。

 

そして、そこに白山の自然の恵みを

たっぷり含んだお水を地下からくみ上げ、浴びせているんです。

 

なんとこのさつまいもは、贅沢なことに

日本酒造りにも使われるという澄んだお水で作られていました。

 

「量よりも味が大事だ」と語るかわに社長は、

収穫したさつまいもから見受けられる“表情”を見ているだけでも嬉しくなるそうです。

 

「さつまいも作りをしていると我が子の成長を見守るような気になる」

 

それくらいたっぷりの愛情を込めているんです。

 

毎日さつまいものために、まだ辺りが暗い日の出前から畑へ向かい

その日のさつまいもの葉っぱの色やツヤを確認しながら、今日の作業を決めるんだそうです。

 

このようにさつまいも一本ずつと向き合う真摯な姿は、

かわにさん特有の伝統だと思います。

 

 

梶谷 現会長との出会い


 

そんなさつまいもに対する熱い想いを持っているかわにさんですが、

実はその原点には芝寿しの現会長との出会いから生まれたものがありました。

 

河二さんと芝寿しの梶谷会長が出会ったのは、あるセミナ−のことでした。

 

そこでの梶谷会長の言葉に感銘を受けた河二さんは、

それからというもの週に一回ほど会長とお話する時間を必ずいただいたそうです。

 

「会長からは経営の話、人生においての失敗談、

教訓…本当にたくさんのことを教えていただいた。」

 

そう河二さんはおっしゃっておられました。

 

それ以来、河二社長は会長からたくさんの言葉を決して忘れることなく、

農業に従事されながらも、ご自身自ら店頭でさつまいも商品を販売されたこともあるそうです。

 

その時は、自分の手で作ったさつまいもの商品を

最後の1つを売り切るまで、ご自身で販売を続けたそうです。

 

「農業をやっている人が一番嫌なことは、自分が作ったものが廃棄になることなんだよ。」

 

そう語る河二さんでしたが、この上ないくらいのたっぷりの愛情をかけて作られている

かわにさんだからこそのエピソ−ドだと思いました。

 

そのようにプライベ−トでも梶谷会長と親しかったかわに社長ですが、

一度だけとても叱られたことがあったそうです。

 

 

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それは、ある時、梶谷会長から焼き芋の注文が入った時のことです。

 

その梶谷会長からの注文に対して、かわに社長は「すぐにお送くりします。」と返信をしたそうです。

 

しかし、その返答に対して梶谷会長はこれまでにないくらい憤慨した姿を見せたのでした。

 

その時、梶谷会長は

「お客様に対してしっかりと感謝の言葉、感謝の気持ちを忘れるな。」とおっしゃられており、

相手目線で考えることがまだまだ足りないとお叱りを受けたそうです。

 

たとえどんな相手であっても、自分の商品を買ってくれた方、

いつもお世話になっている方々に感謝の気持ちを忘れてはいけない。

 

河二社長が芝寿しの梶谷会長から学んだ大きなことです。

 

現在、有限会社かわにさんに根付いている

 

“食で社会貢献をする“

 

という相手目線での農業は、このようにして芝寿しからの伝統を受け継いでいるのでしょう。

 

 

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富山高等専門学校 射水キャンパス 高専4年 伊藤 大樹