芝寿しインターン:お弁当探索~とりべんとう編~

  • 2016.08.22
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芝寿しインターン:お弁当探索~とりべんとう編~

とりイラスト

芝寿しのお弁当探索~とりべんとう編~

 

株式会社芝寿し

 

石川県金沢市に本社がある北陸では言わずと知れた、笹寿しの販売元です。

 

笹寿し以外にも、お弁当やオードブルなども販売しており、

なにかイベントごとがある時はもちろん、日頃から芝寿しの商品は手に取られ、愛されています。

 

さて、この芝寿しという会社では1年に40種類以上もの新製品が出されているのですが、

 

今回は、芝寿しの弁当の中でも

 

50年以上愛され続けているロングラン商品「とりべんとう」について

 

ご紹介していきたいと思います。

 

 

とりべんとうデータ

 

価格は税込594円(税別550円)。

 

芝寿しでは幅広い値段層のお弁当が取り揃えられていますが、

そのラインナップの中でも、比較的リーズナブルなお弁当になります。

 

中身のメインは、ボリュームのある鳥そぼろご飯と卵そぼろご飯で、魚ではなく鳥がメイン

 

だから、魚が得意ではない方にも手に取っていただける商品です。

 

また、そのほかのおかずとして、エビのフリッターやポテトサラダなどが入っていて、

子供からお年寄りまで幅広い年齢層に愛されるように作られたお弁当だと感じました。

 

 

とりべんとうの第一印象

とりべん

 

まず私が惹かれたのは、このパッケージ

 

お弁当だけでなく、売っている商品を買う時の決め手は、人によって異なるでしょう。

 

しかし、その決め手に、無意識なりとも大きく関わってくるのが、このパッケージというもの。

 

商品の本体ではないにもかかわらず、どんな商品でもパッケージのプロデュースには

余念なく力を入れていると思います。

 

それほどパッケージには人を惹きつける魅力があるということですね。

 

もちろん芝寿しのお弁当も例外ではなく、見た目、というものにも強くこだわっているのが感じられます。

 

それではまず、このとりべんとうのパッケージを見ていきましょう。

 

見てくださいこの

 

お弁当の箱のニワトリのフォルム!

 

…かわいい。

 

ニワトリの顔だけではありません。

 

箱の右側の方には足跡までついています。

 

…かわいい!

 

 

このパッケージのデザインは、遊び心というのも感じさせ、

子供から大人まで親しみを持てるパッケージになっているように感じます。

 

また、中身のメインがとりそぼろご飯だからか、

文字やニワトリの輪郭は墨のような和のテイスト書かれています。

 

文字のフォントも素朴な墨で書かれた文字で、お弁当の中身の素朴さを彷彿とさせます。

 

箱の色も暖かな色合いで、文字や色、箱の質感からも

お弁当の内容を感じさせるものになっているのだな、と感じました。

 

 

とべんとうの中身

とりべんとう中身

 

第二の見た目にして、最重要な見た目であるお弁当の中身はこうなっています。

 

焼いた鳥のスライスが

 

どどん!

 

と目に入ってきます。

 

それから目に入るのは、鳥そぼろと卵そぼろがしっかり敷き詰められたご飯…

 

お弁当箱の三分の二がそぼろご飯で、なかなかボリュームがありそうです。

 

 

お弁当の中身が、詰め込まれすぎず空きすぎず、色合いがきれいにまとまっていて、おいしそうです。

 

 

中のプラスチック容器が黒になっているからか、中身の色彩が際立っているような気もしますし、

外観からも薄々感じてはいましたが、箱がしっかりしていて、

お弁当では必須の持ち運びもしやすいように考えられています。

 

 

上に乗せられているフィルムや、お箸とは別に付属の三股スプーンも、

そぼろの見た目を美しく保ち、かつおいしく食べられるように

ちょっとした、しかし、とても重要な工夫がなされています。

 

 

とりべんとうは、食欲をそそるおいしそうな見た目はもちろん、

買ったお客さんがそのお弁当を開く以前の段階、さらには食べる段階にまで、

気を配って作られた商品だということが分かりました。

 

 

ここが肝心、とりべんとうの味

 

さて、見た目については、思う存分お話しましたが、

お弁当である限り肝心なのはもちろん味。

 

50年以上愛され続けるとりべんとうの味はどういったものなのでしょうか。

 

まずは、上に乗った鳥の厚切りスライスから。

 

このスライスは4切れ乗っているのですが、鶏肉の部位が違うからなのか見た目が違います。

 

味も1種類目は比較的さっぱり、2種類目は比較的ジューシーな印象を受けました。

 

どちらもおいしい。

 

ちょうど2枚ずつで4枚乗っているので、お弁当をシェアするときも分けやすいですね。

 

次にそぼろご飯。

 

鳥そぼろの味は濃すぎず、しかし、ご飯が進むような味付けになっています。

 

いわゆる甘辛、という味付けで、絶妙なあんばい。卵そぼろは柔らかく、鳥そぼろの味を引き立てます。

 

写真でもお分かりになるかもしれませんが、鳥そぼろと卵そぼろの比率は同じではないのです…

 

もしかすると、鳥そぼろ対卵そぼろの比率もこだわっていて、

これが芝寿し流そぼろ黄金比率、なのかもしれません。

 

そして気づいたのは、詰められたおかずが案外さっぱりした味付けであること。

 

特にポテトサラダは少し酸味を感じ、鳥そぼろご飯を食べたあとの箸休めにぴったりで、

 

もしや

 

そぼろご飯を飽きさせないための工夫なのか!と思いました。

 

 

このとりべんとうを食べ終わった時、

 

あーおなかいっぱい満足満足

 

という感想が湧きました。

 

 

お弁当箱自体は大きくないですが、そぼろご飯がメインということでなかなかボリュームがあった気がします。

 

このとりべんとうを食べてみると、親御さんとお子さんと分けて食べる

というシチュエーションが思い浮かびました。

 

このとりべんとうは、シンプルであるがゆえに、食べる人のシーンに合わせられる気がします。

 

 

愛されているとりべんとう

 

このとりべんとうという商品が、幅広い年齢層の誰からも親しまれる、

というコンセプトで作られていることを私は感じました。

 

付属スプーンひとつとっても、このスプーンがあれば、

子供からお年寄りまでそぼろを上手に食べられますし、

容器の深さに余裕を持たせて、ご飯と具が詰められていることで、そぼろをこぼすことなく食べられます。

 

現に食べてみて、そぼろをこぼす、といったことも起こりませんでした

 

商品を使う時や食べる時に感じた、小さなストレスや小さな感動、

これらの2つはどちらも鮮明に商品の印象に繋がるものだと私は考えています。

 

芝寿しのお弁当は小さなストレスをなくすための工夫と、

小さな感動をできるだけ感じてもらうための工夫がなされているのではないかな、と私は感じました。

 

綺麗で美味しいものをいろんな人に気持ちよく食べていただく。

 

確かなおいしさと、それに付加されたこだわり、親しみやすさ。

この3つがこのとりべんとうが50年以上も愛される商品たる所以なのではないかと私は思います。

 

 

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石川県立大学4年

生物資源環境学部 生産科学科

杉森未都

 

 

 

 

 

 

今回、芝寿しインターン生が紹介してくれた商品がこちら!

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