【春をより美味しくいただく方法】菜の花を知って 一層美味しく食べるお弁当
- 2022.02.26
- 広報
春が近づくとウキウキする高揚感があります
食べるものの「春らしい」という形容詞が続きますね
春をより美味しく食べる方法と称して今回は菜の花に注目してみました
春の野菜たっぷり弁当にも入っている「菜の花」って
春によく見かける黄色い花というイメージではないでしょうか
「菜の花」という特定の植物があるわけではなく
実はアブラナ科アブラナ属の植物の総称ということごぞんじですか
別名もあります
「花菜」(はなな)
「菜花」(なばな)
「菜種」(なたね)
などと呼ばれるようです
アブラナ科の野菜とは他に何があるか
ハクサイ、カブ、ダイコン、コマツナ、ミズナ、チンゲンサイ、キャベツなど。
冬野菜の多くは、同じアブラナ科の仲間のようです。
冬野菜のたちは
春が近づき暖かくなってくると
花茎を伸ばし
花を咲かせ子孫を残す準備を始める
花茎のことを「董(とう)」といい
これが伸びてくることを
「とう立ち」といいます
野菜はこの「とう立ち」が始まると
そちらに全てのエネルギーを注ぐため
ダイコンやカブなどの
根の部分はスカスカになっていく
そして
葉野菜の葉の部分は固くなってきてしまいます
そのかわり
エネルギーの集中している
菜の花の部分は柔らかく甘く
とても美味しいのです!
菜の花は
野菜たちが精いっぱいの力でつけた
1年で春しか楽しめないもので
貴重なものともいえるようです
栄養として見た時に
どのようなものがあるのでしょうか!?
菜の花には
辛味があります
それはイソチオシアネート
という成分によるもの
強い抗酸化作用があり
免疫力を高めたり
がんを予防する効果も
期待されているようです
ビタミンCも豊富
葉酸もたくさん含まれているので
造血作用のあり貧血気味の人
にもいいようです
ほかにも
鉄、カルシウム、カリウムなどが
含まれているなど
栄養豊富な食べ物であることがわかります
春の季節によくお弁当にも盛り込まれます
寒く長かった冬から
暖かくなる春ならではの楽しみですね
今回の記事の参照元は
『最新決定版 食材事典』(監修/廣田孝子、学研)
『健康365日 旬がおいしい野菜事典』(監修/田中由美、学研)
です
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