求む！ノンアレルゲン食品～食物アレルギー～

お客様からの声で気づくこと

先日、お客様から嬉しいお言葉をいただきました

－私は、食物アレルギーがあります。

そのため、お弁当を購入する際、原材料表示を見て、

なるべくアレルゲンが含まれるおかずの品数が少ないものを探します。

しかし、私は”ごまアレルギー”です。

多くのお弁当には”ごま”が含まれます。

ごはんに黒ごまがかけられたものは胡麻がかかった部分を除いてからいただいたり、

ごまが含まれるおかずは残したりしています。

しかし、芝寿しさんのおにぎり弁当にはごまが含まれておらず、
全ていただくことができました。

何年かぶりに全ていただけるお弁当に出会い、
非常に嬉しく、ご連絡させていただきました。

次回、金沢に行った際も、おにぎり弁当をいただきたいと思っております。

今後も、是非このお弁当を残していただければと思います。




芝寿しでは、アレルギー表示をプライス、ポップ、お弁当の表示に
全て書くよう心がけています。

それが、こうしてお客様に認められたこと
喜ばれたこと、大変嬉しく思いました。


それと同時に、食品を扱うものとして、


もっと「食物アレルギー」について知る必要があるのではないか？


もっと「ノンアレルゲン」を目指してもいいのではないか？


とも思いました。

今回は”食物アレルギーについて”

少しお話しようと思います。

食物アレルギーとは

そもそも”食物アレルギー”とはなにか？

体内に侵入してきた異物に対して抗体をつくり、

これらを攻撃して体を守ろうとする働きがあります（免疫反応）。

この働きが、あ る特定の物質に対して過剰に反応してしまうのがアレルギー反応です。

食物アレルギーの場合、食べ物に含まれる主にタンパク質が

異物（アレルゲン）と認識さ れて症状が引き起こされます。

実際の症状などは知らない人が多いと思います。

実は、その原因も症状も様々なのです。

主な症状

①皮膚症状・・・じんましんやかゆみ、赤みなど。患者さんの約9割にみられます。

②呼吸器症状・・・くしゃみ、せき、呼吸困難、ゼーゼー、ヒューヒューなど

③粘膜症状・・・口の中がイガイガしたり、唇や口の中、まぶたが腫れるなど

④消化器症状・・・腹痛や吐き気、嘔吐など

この中でも特に怖いのが

”アナフィラキシーショック”

複数の臓器症状が全身に出るものがアナフィラキシーです。

このため、非常に多彩な症状があらわれます。

特に、血圧低下、それにともなって意識を失うなどの状態はショックと位置づけられ、

命にかかわる危険な症状です。

ただ”美味しいものを食べたい”という願望をいだき、”食べた。”

しかし、アレルギー患者の方はその”食べる”という

生きていく上で必要な行動で

”命を落とす危険”

と戦っているのです。

食品アレルギーの原因食物

アレルギーの原因になるものを「アレルゲン」といいますが、

食物アレルギーを引き起こすアレル ゲン食品として

卵、牛乳、小麦の割合が多くなっています。

その他、さばやいかなどの魚介類、バナナやキウイなどのフルーツ、

大豆、ピーナッツ、そばなどが あります。

これらのアレルゲン食品は年齢によって原因となる割合が異なります。

年齢は子供から大人まで。

発症する年齢も症状も人それぞれです。

ノンアレルゲン対策の必要性

これらの症状に困っている患者さんを助ける動きが

少しずつではありますが、増えてきています

”ノンアレルゲン食品”です

こんなニュースがあります。

東北大震災が起こったとき、

自衛隊や国から支給された食品「パン」や「おにぎり」

しかし、「小麦」アレルギーであった少年は「パン」が食べられない

「鮭」アレルギーであった少女は、おにぎりの具を選べない

食べられるものを制限されてやせ細っていた。

そこで、とある食品会社、病院、薬局が手を組み

そうした「アレルギー患者」の元へ

「ノンアレルゲン食品」を送ってあげた。

これによりアレルギーを持った子供たちは

数日ぶりに笑顔でお腹いっぱい食べられたそうです。

アレルギー症状は様々と言われています。

そのため完璧に取り除く。のは困難であるとは思います。

しかし

今回お客様から頂いたお褒めの言葉も含め

こうした対策を私達も求められているのではないか。

今一度、商品開発に取り組む必要性を感じさせられました。

ノンアレルゲンの難しさ

そうはいっても、ノンアレルゲンの食品を作るのは大きな壁であります。

私達にはその症状が分からないのです。

また、その意識も薄いのです。

当事者ではないから。

現物が入ってなければいいのか？

エキスや成分だけでも症状が起きてしまうのか？

同じ工場内で、アレルギー食材を全く使わないことができるのか？

そもそも、限られた食材で美味しく調理ができるのか？？

課題は沢山あります。

ですが、少しずつこうした対応も考え、

地域を超えて、お客様に求められる、満足していただける商品を作りたい

そう思います。

だって

”食物アレルギー”に悩まれているお客様は身近にいるのですから。

■芝寿しでは”アレルギー対応”にご協力します■

団体のお客様に限り、”現物”を抜く対応をさせて頂いております。

例えば、

「子供たちのイベントでお弁当を使いたいけど、

１人”エビ”がダメな子がいるのよね・・」

”エビフライ”　を　”鶏の唐揚げ”　に　変更できますよ！

煮物から”エビ”　を　抜くこと　できます！

お悩みの方は一度ご相談くださいませ

■予約専用電話　076-240-4580

※同じ工場内で”アレルギー食品”を取り扱っています。

エキス、成分でも症状の出てしまう方、重度の方は、

ご利用をお控えください。

対応できる数に限りがございます。

お早目にご相談くださいませ。