金沢の特産品として有名な”金箔”
- 2022.03.30
- 広報
金箔、今では観光客向けの商品も多く開発されていますね
工芸のみならずソフトクリームやパフェなどなど。
そんな金箔を当社芝寿しも商品の一部にトッピングに使わせていただいております。
豪華なイメージを醸し出す金箔。
そんな金箔について本ブログは書いています。
金箔ってそもそも何!?
金を薄く引き延ばしたもので、金は素材そのものが壊れないで伸びるという特性を活かしたものですね。
昔から金箔を延ばす部分はハンマーで手打ちしていたようですが、今は箔打機でハンマーが上下して延ばす部分は多少機械が変わってくれています。しかし、それ以外の部分は手作業であり熟練の職人の技で作っています。
現在は製箔機によって大変に薄い 0.0001mmぐらいの薄さの箔が作られて向こう側が透けて見えるほどだそうです。
寺社など建造物のほか仏像、仏具や陶磁器などの美術工芸品、表具、製本、金糸などに使用されていますね。
日本のお城などや豪華な屏風にも使われているのが印象深いです。
このブログを書いている私の生家のお隣さんが金箔の製造をされていました。
幼いころから、お隣さんで箔を打って延ばす作業などを見ていましたし、遊びでさせて貰ったこともありましたし、金箔を延ばす機械の音がパンパン♪と毎日お隣さんから聞こえていましたよ。
金沢は金箔の産地です
なんと日本の金箔は99%以上が金沢で作られています
昔は京都だったらしいですが、いろんなことがあって現在は、金沢のようです。
金箔が初めてつくられたのがいつ頃かは定かではありません。
その歴史は古く、文禄2 年( 1 5 9 3 年)に加賀藩初代藩主・前田利家が金・銀箔の製造を命じた書が残っているそうです、藩主の文化振興策として製造が進められたようです。
芝寿しと金箔
芝寿しでは二十数年前にお弁当の中のトッピングに金箔を使い始めたのが始まりです。
彩りが豪華になることから「おはぎのマリちゃん」の真上にちょこっと載せたのが始まりではないかと思っています。
何かの大会のご注文で特注弁当を作って、甘味におはぎを入れ、トッピングしたのが最初だろうと思っています。(記憶が曖昧ですが・・・)
その後、羽田空港の売店に笹寿司を販売することになり、特別な笹寿司を用意してトッピングしました。写真の金時草の笹寿司です(現在は製造しておりません)
芝寿しが使う金箔は、ご覧のようにほんの少しの金箔なので付けるのも意外と大変です。
金箔はちょっとした風で飛んでいくし、引っ付くし、箸で付けようとしても箸からなかなか離れてくれない・・・(製造する現場では大変です)
でもでも金箔が付くことで商品の価値をグッと上げてくれます。
北陸新幹線が出来てからというもの観光客向けにさまざまな金箔商品が開発されていますね。
芝寿しの金箔は箔座さんの金箔を使用しています
箔座さんのご紹介はサイトをご覧頂いた方が分かりやすいですね。
https://www.hakuza.co.jp/haku/historys.html
箔座さんは箔打ち紙に手漉き和紙を用いる伝統的な「縁付金箔(えんつけきんぱく)」を作り続けています。この「縁付金箔(えんつけきんぱく)」の技は2020年12月にユネスコ無形文化遺産 に登録されたそうです。
サイトで紹介されております
https://www.hakuza.co.jp/haku/unesco_entsuke.html
新型コロナウイルス感染で観光客が減少する中、観光産業は大変な状況だったと思いますが、(当社も大変でした(>_<))
ようやく、まん延防止等重点措置も終わりを迎え、何とか盛り返していきたいところですね。
箔座さんも箔の魅力に触れてもらいたいとイベントを開催されています。
イベントでは箔座の工房を見学するツアーや箔押しのワークショップも行っているようです。
終わりに
この二年間、さまざまなイベントや観光、冠婚葬祭などがなくなり、寂しい限りでしたが
少しづつ以前のような日常に戻ることを期待したいものですね。
弊社芝寿しも食の分野で多くの人に喜んで頂ける商品をご提供していくために励んでいきたいと思います。
同時に、同じ金沢で工芸品を販売される会社さんたちとも一緒になって盛り上げていけたらと願っております。
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