お弁当の作り置きに注意する3つの予防策

お弁当の作り置きに注意する3つの予防策

2022年10月6日 季節は秋が深まってきました。つい先日までは半袖で過ごせたのに上着を着ないと寒いと感じる時間帯も出てきてます。

また、秋は食べるものが美味しい季節。気温が涼しいので食品の痛みが少ないかな~と作り置きしてしまうことありませんか。そんな方に少しご注意をという本ブログです。

熱に強い菌がいる

食中毒を起こす菌はたくさんありますが、全てが加熱すると死滅するわけではありません。今回はその中に一つ

セレウス菌をピックアップします。

この菌は熱に強い!!!

芽胞菌といって分厚い壁のような幕を張って自分の身を守るようです。

126~130℃の熱でも死滅しないって、一般家庭では死滅をさせるのはほぼ無理です。

この菌はどこからくるの?

セレウス菌は土の中や河川など自然界に広く分布して、通性嫌気性菌(酸素がない状態でも活動できる菌)です。

チャーハンやピラフ等の米飯、スパゲッティや焼きそばなどの麺類が原因食品の場合が多く、食中毒事故の約半数が飲食店で発生しているというデータがあります。

この菌にかかった症状は?

この菌は2つのパターンがあって嘔吐型と下痢型があります。

嘔吐型は嘔吐、吐き気、下痢、腹痛等の症状が表れるがいずれも軽症ですみます。下痢型は抵抗力の弱い方が感染すると急性肝不全を起こす可能性もあるそうなので注意が必要です。

菌がカラダに入って嘔吐型は約5時間以内に発症、下痢型は6時間以上経過してからの発症になります。

嫌ですね、こんな目に会いたくないですね。

食中毒は3つの方法で防ごう

小分け保管

料理した後は食品は小分けして、早めに8℃以下の冷蔵庫で保管する。

作った料理が残りそうな時は小分けして冷蔵庫保管をする常温保管はやめる。食べきれない時で長期になりそうな時は小分けで冷凍保管。

再加熱

セレウス菌は28℃~35℃の温度帯で増殖しやすい菌です、常温で置いておくと危険です。再加熱などで温める場合は、速やかに80℃近くまで温度を上げることが必要です。

速やかに食べる

保存期間が長くなりそうな場合は冷蔵庫保管が必須ですが、早めに食べきることが大事です。もったいないと思うあまり残しておいてしまうのも分かりますが、早めに喫食しましょう。

まとめ

秋は行楽の季節です。お弁当を作ってお出かけや運動会でお弁当を作っていくなどの機会も増えそうです。

美味しい弁当や作り置きは早めに食べて楽しい時間を過ごしましょう。