『朔日弁当』誕生のおはなし。

『朔日弁当』誕生のおはなし。

春のポカポカ陽気が続いてきましたね(*^^*)

『春』といえば・・・みなさん、花粉症は大丈夫ですか?

社内でも「花粉症に悩まされてマスクが手放せない!」といった人が増えてきました。

 

 

くしゃみだけでなく、目にもくるつら~い花粉症。

悪化しないように対策を続けてくださいね・・・!!(>_<)

 

さて、今回は4月から内容が生まれ変わる

『朔日弁当』のご紹介をいたします♪

 

 

まずはじめに・・・。

11月1日が「すしの日」ということはご存知でしょうか?

 

 

「すしの日」って何ぞや?

 

1961年(昭和36年)11月に、第4回熊本大会の会議で、

「実りの秋・収穫の秋・米への感謝の日」として選定されたのが、

記念日の始まりだとされているようです。

 

日本食の伝統「すし」の真価を、一般の人々に浸透させたい・・・。

老若男女すべての人たちに愛食していただき、

謝恩に報いるためという狙いもあるんだとか。

 

まさに芝寿しが目指していることであります・・・!!

 

それを知ったときに社内では、

従業員
従業員一同

芝寿しでも何か皆さんに楽しんでいただけるものはないか・・・

と、2000年(平成12年)に発案し、何をどうしていこうかと検討の末。。。

 

 

”お客様へ日頃の感謝を込めて、普段では食べられないようなお弁当を楽しんでいただきたい”

そんな思いから、生まれた商品が『 感謝デー弁当 』でした。

 

感謝デー弁当のスタート。

初めのころは、約800食を目標としながらも、

まずはお客様にお弁当買っていただいて、楽しんでもらいたいことからが始まり始まり、、、。

 

それがなんと「1日しか販売しない」ということであっという間に火がついて完売御礼・・・!!

1つの商品に対して、こんなに多くの皆さんに食していただけるということは大変ありがたいことです。

 

瞬く間にヒット商品となった『感謝デー弁当』。

こんなにもお客様に楽しみにしていただいているお弁当を続けていきたい。

 

社長
社長

だったら毎月1日を”芝寿し感謝デー”として販売を続けていこうではないか!

と考え、今日では1日だけで約5,000食以上、召し上がっていただけるまで育てていただきました。

 

↓お弁当ではありませんが・・・。

月ごとに帯の色やデザインが変わっています。

コレクションをしてくださるお客様もいらっしゃるようで、

とても嬉しい気持ちになりました^^

 

ところ変わって、、、

三重県伊勢市には、赤福さんの”朔日餅“がありますよね(*^_^*)

 

昔からの習わしで毎月1日にはいつもより早起きをして、

神社へお参りをする「お朔日(ついたち)まいり」の風習が残っています。

 

 

「お朔日(ついたち)まいり」とは??

1ヶ月を無事に過ごせたことに感謝し、また新しい1ヶ月の無事を願い、

大神様の御加護をいただけるようにお参りすることです。

 

芝寿しでも毎月1日には、亡き創業者の代から欠かさずに白山比咩神社へ

おついたち参りに足を運び、お客様や取引先様、全従業員、そして、

多くの食材に感謝の気持ちを込めてお参りをさせていただいています。

 

 

そんなご縁もあり、商品の名前は『感謝デー弁当』ではなく、

1日限定の商品として『 朔日弁当 』として名づけられ、

多くのお客様に味わっていただき、楽しんでいただいています。

 

そんな朔日弁当が、今年の4月から生まれ変わります!!

 

まずはお客さまにご案内です。

(変更点1)お弁当の折(形)を統一いたします。

これまでは、正方形や長方形、八角形の3パターンでしたが、

今回より正方形と長方形の2パターンとなります。

 

(変更点2)地元のものを使った献立にします。

地元産に特化した料理をお作りします。

 

(変更点3)商品価格が変更いたします。

原材料や包装資材の価格高騰などの諸事情もございます。

品質の維持や向上させるため、やむを得なく価格を変更させていただきます。

 

(変更点4)特別感の出る献立計画に挑戦します。

お料理だけではなく、お寿司にも変化を出し、特別感を演出します。

 

 

これまでは全国の美味しい食材を盛り込み、

特別な献立でお作りしていましたが。。。

 

石川県で収穫されている食材を使ってもっと楽しんでもらいたい!という

こだわりを強く持って生まれ変わります。

 

 

4 月 朔 日 弁 当 お 献 立

 ・れんこ鯛のちらし寿し

 ・中島菜ごはんの幕の内

 ・紅鮭とクリームチーズの太巻き寿司

 ・玉葱と人参のマリネ

 ・だし巻き玉子

 ・さごしの黄身焼き

 ・鶏の塩唐揚げ

 ・茗荷(ミョウガ)の甘酢漬け

 ・からし菜と小松菜のおひたし

 ・煮物(大根、人参、絹さや、桜こんにゃく)

 ・五郎島金時のスイートポテト

のついている献立には石川県で収穫されている食材を使用しています。

 

今回はお料理の段に3種類の食材を地元産として使用させていただいています。

 

① 能登の伝統野菜『中島菜(なかじまな)』

能登の旧中島町(2004年に対等合併し現在は七尾市)で、

明治時代から小規模ながら栽培され、食べ続けられています。

 

中島菜は雪の下でもしっかりと育つ生命力の強い持ち主(野菜)ですが、

この地域のみで育ったものしか出せない苦味と風味はまさに能登の伝統野菜です。

 

ほろ苦さと辛みはあるものの、ビタミンやミネラルが豊富なうえに、

血圧上昇を抑制する効果が他の野菜よりも多くある

石川県立大・石川農研の研究成果で確認されています。

 

 

② 春が旬の珍野菜『からし菜』

来歴は江戸時代ごろ。金沢の一部地域では古くから食べられている伝統野菜。

名前の通り、ピリッとした風味と独特な香味が特徴的ですが、

冬から春にかけて収穫されるものが特に美味しいとされています。

 

緑の濃い「からし菜」には、ビタミンや葉酸などが多く含まれている緑黄野菜のひとつです。

 

葉酸には血液を造る働きを助ける働きがあるので、

貧血気味の方や妊婦さんにもオススメの野菜です( ^^)/

 

 

③ ” こぼこぼ ” お芋の『五郎島金時』

1706年(元禄時代)頃。

鹿児島県から石川県へ種芋を持ち帰り、栽培が始まったのがキッカケだそうです。

加賀の伝統野菜である「五郎島金時」は、他と比べて水分は多くはなく、

コボコボ (= 金沢弁:ほくほく)感が強いお芋です。

甘さは控えめのため、スイートポテトにするにはもってこいの加賀の伝統野菜です。

 

月が替わってカレンダーをめくるときって、

どこからか気持ちが改まり、引き締まる感じがしますよね。

 

 

そう考えると、1日(朔日)は心を引き立ててくれる特別な日。

朔日弁当の美味しさを通じて「今月も頑張ろう!」と、

お客様に元気を伝えるものでありたいと考えています。

 

春に収穫される美味しい野菜と、4月1日限定の献立で、

新しい1ヶ月、そして1年の始まりを楽しんでいただければと思います。

 

今日のまとめざっくりポイント

(1)すしの日から生まれた「感謝デー弁当」が始まり。

   日本の伝統食「すし」を継承し、愛食してもらいたい。

   お客様に感謝の気持ちをお伝えすること。

(2)1日(朔日)限定の献立であること。

(3)日本全国だけではなく、地元収穫の食材をも盛り込んだお弁当

(4)芝寿しのお弁当を通じて”元気”をお届けできる商品でありたい

 

こだわりをもっと強めた「朔日弁当」が誕生する予定です。

ぜひ一度はお手に取って味わっていただければと思います。

 

ただし、こちらの商品は限定食のため、

予約枠もすぐに埋まってしまうことがあります!

お早めにご予約くださいますようお願いいたしますm(_ _)m

 

 

~ 編 集 後 記 ~

春の食材って、ちょっとクセのあるもが多い気がしていますが、

そういう食材ほど、栄養価が多かったりするんですよね。

これを機に少しチャレンジしてみようかな・・・と思います(^^;

 

今回のお弁当に入っているスイートポテトですが・・・。

以前、私も五郎島金時を使って作ったことがあります。

ほど良い甘さと、しっとり感がみんなに好評でした^^

また作ってみようかなあと思いながら、野菜の効能について

「なるほどぉ・・・」が止まらない嶋でした( ´∀`)