筍(たけのこ)が食べごろの時期です!

筍(たけのこ)が食べごろの時期です!

桜前線と並び、筍前線の時期ですね。

 

1年中何かと「たけのこ」を食べることは出来ますが、

3月~4月に採れるたけのこがいちばん美味しい時期とされています。

 

たけのこの成長スピードは、地面に顔を出す頃は1日に数cmほどですが、

10日ほど経つと1日で数十cm、もしくは1メートル以上にも伸びることもあります。

そのため、たけのこが地面に顔を出してから約2~3ヶ月程で竹と同じ高さまで伸び、

その後は伸びるわけでも、太っていくわけでもなく硬くなり、成竹となります。

 

さて、そんな成長スピードが速いにも関わらず美味しく食べられる「たけのこ」。

どんなものがあるか調べてみました。

 

 

「筍」という漢字の成り立ち

「竹冠」に「旬」と書いて「筍」という漢字になっていますよね。

 

”旬”という字には、2つの意味があり、

(1)食べ物などの美味しい時期を示す” 旬(しゅん) ”

(2)時間の単位を示す” 旬(じゅん) ”

この【(2)時間の単位を示す旬 (じゅん)】がポイントとなります。

 

旬(じゅん)いう字は、1ヶ月(30日間)を3つの区切りに分けたものを指し、

「上旬」「中旬」「下旬」と、10日間隔で分けていますよね。

 

となると、たけのこが「竹」になるまでには10日間しかなく、

それが過ぎると竹になってしまうことから「筍」という漢字になったそうです。

 

 

筍に含まれる栄養素

約90%が水分ですが、含まれている栄養素には、食物繊維やカリウム、

チロシン、そして少量ではありますがビタミンなども含まれています。

 

たっぷり含まれる ”食物繊維”

ごぼうに匹敵するほど食物繊維がたっぷり含まれているたけのこ。

食べ応えがあるので少量でも満腹感も得られやすく、過食予防にもなります。

適量を摂取することで、お通じが良くなったり、血糖値の上昇を防いだり、

また、コレステロールの吸収防ぐため動脈硬化の予防にも役立ちます。

 

そして、食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2タイプに分類されますが、

たけのこの含まれるものは「不溶性食物繊維」が多く含まれています。

 

「不溶性食物繊維」とは、字の通り水に溶けにくい食物繊維のです。

この食物繊維の特徴は、保水性が高いため腸の中で水分を吸収して膨らみ、腸の壁を刺激、

ぜん動運動を活発にさせ、食べ物の残りを体外へ排出しやすくさせる働きを持っています。

 

この不溶性食物繊維の効果的な摂り方は、水溶性食物繊維を多く含んでいる食材、

わかめやこんにゃくなどを一緒に摂取すると、不溶性と水溶性のバランスが良くなると言われています。

 

また、咀嚼(そしゃく)の回数が増えるので、食べ過ぎを防いだり、

胃の中での滞在時間も長くなるため満腹感も得られやすいのも特徴です。

 

 

高血圧予防やむくみ解消に効果的な ”カリウム”

身体の水分バランスを整え、余計な塩分(ナトリウム)を体外に排出するはたらきがあり、

このようなことから、血圧を下げる効果的な栄養素とも言われています。

たけのこに含まれているカリウムは茹でてもあまり減らないという特徴もあります。

適切な量を摂取することで高血圧の予防や、むくみ解消に効果的です。

 

 

うまみの素 ”チロシン”

白い粉が”チロシン”と言われる栄養素は、うまみの素でもあるアミノ酸の一種で、

新陳代謝を活発にし、ホルモンバランスを整えてくれるはたらきを持っています。

ドーパミンなどの神経伝達物質に変換されるため、脳を活性化し、

やる気や集中力をUPさせる効果もあると言われており、

うつ病改善や認知症予防にも効果的です。

 

 

バランスよく含まれる ”ビタミン類”

含有量はあまり多くはありませんが、

ビタミンB1、B2、B6、ビタミンC、ビタミンEなどのが

バランスよく含まれている食材のひとつでもあります。

 

ビタミンB1

⇒疲労回復効果

ビタミンB2

⇒新陳代謝の促進や脂肪燃焼、細胞の再生などの効能。ダイエットや美肌にも効果的◎

ビタミンC

⇒免疫細胞の促進効果があり、風邪予防に効果的。

コラーゲンの生成にも力を発揮するので、美肌に欠かせない栄養素でもある。

ビタミンE

⇒強い抗酸化作用があるため、老化防止や生活習慣予防の効果がある。

 

古くから食べ続けられていますが、近年では、

たけのこに含まれている栄養素について見直しも行われているようです。

 

気になるカロリーと糖質量

さて、カロリーや糖質量について、

最近何かと気になっている方も少なからず増えてきているのではないかと思います。

栄養がたっぷりなだけに、それなりにカロリー・糖質も高いのでは?と思われがちですが、

 

野菜の平均カロリーは100gあたり約36Kcalと比べ、

たけのこは約25Kcalとよりやや低めです。

 

また、糖質量についても、野菜の平均糖質量は、100gあたり約3.6gに比べ、

たけのこは約1.5gと、こちらもやや低めとなります。

 

栄養素の部分でも触れましたが、たけのこの食物繊維は不溶性繊維ということもあり、

お腹の中で膨れるため少量でも満腹感を得られるうえにカロリー・糖質も低水準のため、

適量であればダイエットに取り入れても良いとされる食材のひとつでもあります^^

 

 

適量を摂取するように心がけましょう。

たけのこは他の食材と一緒に入れて食べること美味しさが増し、食べ過ぎてしまうこともしばしば。。。

 

カロリーや糖質量が低めで、栄養素もたっぷり含まれているたけのこですが、

やはりどんな食材でも適量で摂取することが一番大事ですよね。

 

コリンやノイリンという成分を多量摂取することでニキビが出来たり、

肌荒れを引き起こす原因を作ったり、また、茹でが甘いと味がえぐくなり、

美味しさが激減、身体にあまり良くない物質も含まれてしまいます。

 

目安ですが、どんなに多くても

中サイズ1本~2本(約200g~400g)が良いとされています。

 

 

芝寿し旬の弁当「筍ごはん」下処理の現場へ!

4月2日より販売を行っている「筍ごはん」は皆さんご存知でしょうか??

例年販売をさせていただいており、当社で使用している”たけのこ”も北上してきています( ^^)/

福岡県産から始まり、4月18日現在では徳島県産のものを使用しています。

 

あまり知られない当社の下処理の現場状況を、

ライン長の成川さんに調理過程を聞いたり、実際に動画にして撮ってもらいました。

 

当社で使用しているたけのこの量、

実は平日で平均50kgを使用しています!

 

そして、たけのこを切ってから煮付けまでにかかる時間は、約半日。

2人で作業を行い、その間にも他の作業も並行しながら進めています。

 

下ごしらえの過程を動画にまとめてみましたので、

ぜひご覧いただければと思います( ^^)/

 

 < 筍 ご は ん の ご 案 内 >

↑画像クリックで商品カゴページへ飛びます。

◆価  格:税込626円(税抜580円)

◆販売期間:2019年4月2日(火)~2019年5月6日(祝月)

◆販売地域:北陸3県(石川/富山/福井)のみ。

※県外発送は致しておりませんのでご了承ください。

◆注意事項:仕込みの関係上、ご利用日の2日前正午までにご予約ください。

 

金沢市内をはじめ、お弁当の配達も行っております!

「店頭で買えるか不安・・・」と思ったお客様は是非、お気軽にご相談くださいませ!

予約専用ダイヤル(076-240-4569)、またはオンラインショップ(お問合せフォームはこちらから)にてお待ちしております。

 

~ 編 集 後 記 ~

このブログをUPしようと情報集めに必死になっていましたが、

先延ばしになり、はや4月も中旬に差し掛かってしまいました。

しかし、この情報を伝えられずに来年まで暖めるわけにはいかないと感じ、

やっとこさでUPできました。。。情報が遅くなってしまい申し訳ないです。

 

そしてまた、公式YouTubeもさりげなく始めました。

素人同士でのスタートとなりますが、ぜひチャンネル登録をしていただけると

私たちの活力にもなります。温かい目で見守っていただければと思います。

 

今回の記事は入社8年目を迎えた嶋が書かせていただきました( ´∀`)